1.「組織型を極める」教育委員会企画(一部公募)
2.「ケースカンファレンス-次の一手は-」インターベンション研究部会企画(指定)
シリーズ化された「次の一手」、正確な診断アプローチをみんなで一緒に考えましょう。
3.「精度管理研究部会(班)の歩み」精度管理研究部会企画(指定)
精度管理研究班は、遠藤登喜子先生がJABTS創設直後に結成された研究班です。初代の遠藤登喜子班長から、二代目の中島一毅部会長にわたり、超音波精度管理に関する必要な研究を次々に企画し結果を報告して参りました。
これまでの精度管理研究部会の活動は、乳房超音波検査自体の向上にわずかでも貢献できていると考えております。今回、二代目の中島部会長の任期終了とともに、精度管理研究部会の形態自体が変わることが予定されております。そこで、これまでの精度管理研究部会の研究内容を報告し、精度管理研究部会の業績を振り返ってみたいと考えました。研究に携わったメンバーによるプレゼンテーションから、新しい研究のヒント、これからの超音波検査精度管理の方向性が理解していただければ幸いに存じます。
- 超音波検査環境の精度管理
- 体表超音波精度管理ファントムの開発と普及
- 背景乳腺が乳房超音波検査に与える影響の研究
- マンツーマン指導による超音波撮像技術の精度管理の研究
- エラストグラフィの精度管理とガイドライン
4.「アジア各国の乳腺・甲状腺超音波検査の現状と日本に望むこと」
国際委員会企画(指定)
欧米の情報は比較的得やすいのですが、発展途上国の現状については情報がほとんどないのが現状です。各国の先生方にその国の現状をお話しいただき、日本に望むことを確認し今後の活動に役立てたい。
5.「用語診断基準委員会報告ー腫瘤の精査用診断基準案ー」用語診断基準委員会企画
(指定)
用語診断基準委員会では、BC-01をはじめとする他施設研究を行ってきたが、その最終目標は診断基準作成にある。将来的にはカラードプラやエラストグラフィを含めた診断基準の作成が必要になるが、今回は、BC-01のデータをもとに、Bモード画像での腫瘤に対する診断基準について検討する。
- 腫瘤の精査用診断基準案
- BC-01研究の統計学的な解釈と診断基準
- 実地臨床における診断基準案使用経験
- 参考所見としてのエラストグラフィの検討
- 充実性腫瘤を呈するDCISにおける診断基準案の有用性
6.「ドプラ法による前向き臨床試験のfeasibility studyについて」
甲状腺用語診断基準委員会企画(指定)
甲状腺用語診断基準は今まではBモードでのものであったが、これだけ普及したドプラ法も盛り込むための最初の検討となります。
7.パネルディスカッション「乳癌の乳管内病巣のエラストグラフィ」(一部公募)
乳癌の広がり診断におけるエラストグラフィの評価について、どのように実臨床で有効活用できるのか、パネリストを中心に見解をまとめたい
8.パネルディスカッション「予後の悪い甲状腺がん(低分化癌)の超音波所見」
(一部公募)
日常診療では、予後良好な高分化型甲状腺乳頭癌に多く遭遇する。今回は、予後の悪い甲状腺がん、低分化癌のについて、病理をふまえて超音波像を検討したい。
9.ハンズオン
「エラストグラフィを使ってB modeを評価してみよう」
最近、乳房超音波領域で注目されているエラストグラフィ。これまでのBモードやドプラに加え、新しい情報がふえるため、診断向上や治療効果評価など多くの可能性が期待されるツールです。しかし、上手に撮像しなければ、診断精度が低くなり誤診を招くことになるツールともいえます。
このエラストグラフィを上手に撮像するにはいくつかのポイントがあるのですが、基本的には上手なBモード画像を撮ることが基本となります。そうであれば、逆に、エラストグラフィを上手に撮像できるようになれば、Bモードが上手になるといえるでしょう。言い換えれば、最初からエラストグラフィを勉強することは、Bモードの撮像技術を向上させる、さらにエラストグラフィ像によりBモード撮像技術の評価も可能であると考えました。そこで、エラストグラフィに熟達した講師によるマンツーマン指導で、実習を受けていただき、「エラストグラフィの習得がBモード撮影技術の向上と自己評価に有用であること」を実感していただく企画(Hands On形式)を考案いたしました。
すでに3回(日本乳腺甲状腺超音波医学会総会2回、日本乳がん検診学会総会1回)、開催させて頂いておりますが、期待通りの良好な結果です。
現時点では、研究性が高いため受講料は無料ですが、前後で画像を収集されていただき、本講習会の有用性を検証させていただきます(個人情報は守られます)。また、実験的な企画であるため、内容に関してはクローズとさせていただき、受講者と担当講師以外は会場には入れません。
受講者の学会発表時間が、Hands On時間帯に重ならないように学会事務局にご配慮いただく予定ですが、経験年数と職種、使用装置、使用探触子により講習時間帯は、主催側で選定させていただきます。申込時に「経験年数と職種、使用装置、使用探触子」についてご記入をお願いします。乳房超音波検査の特に初心者の方に受けていただきたい企画と考えております。
※予約方法の詳細は、後日ホームページでご案内いたします。
日本超音波医学会との合同企画
シンポジウム 乳房超音波検診の意義を考える/
J-START(厚生労働科学研究委託費(革新的がん医療実用化研究事業 乳がん検診における超音波検査の有効性検証に関する研究))の結果からの提言
ワークショップ FNAしなくてよい甲状腺結節とは?
シンポジウム Comprehensive ultrasound in breast
シンポジウム 乳腺・甲状腺・頭頸部体表領域のリンパ節転移診断
シンポジウム 乳腺腫瘍の病理分類と超音波診断
パネルディスカッション B-modeのみでは判定困難な甲状腺疾患-血流情報とエラストの臨床応用-
パネルディスカッション 造影超音波が乳腺診療に何をもたらすのか?
詳細はこちらをご覧ください。
「線維腺腫~乳癌との鑑別を中心に~」
線維腺腫は、検診や臨床の場において、最も遭遇する機会の多い良性腫瘍である。その形態や性状は、典型的なものから悪性と鑑別が難しいものまで多彩であることから、悪性との鑑別診断に苦慮することも少なくない。いま一度、線維腺腫の病理所見や画像所見を学び直し、悪性との鑑別に苦慮した症例を共有・検討し鑑別診断に役立てることを目的に、本セッションを企画した。